離別や死別という辛い出来事とはまた違って、定年退職という制度。
最近ではぱったりと仕事を辞めるのではなく、定年延長が始まったり、 短時間勤務で残るといったことが始まっています。
民間企業だと誕生日月 公務員は多くは年度末でばっさりと、明日から無職というのは大きく減少しました。
それでもいずれは会社からは離れなければならない。
自営や個人事業主はやめるという方法は体力の限界まで可能ですから、また話が変わってくる。
この会社員がメインだったひとが、いざ定年などを迎えて自宅にいるようになった時に、初めておとづれる
社会とのつながりがなくなるということ。 地域のお祭りだったり自治会などに積極的であればつながりがあるのだが、
全員がそういうわけではない。
孤立感やうつ病の防止という観点から観察してみたいと思います。
ではまず作戦をみてみましょう。
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社会活動への参加: 定年後も、地域の活動やクラブ、ボランティア活動など、興味のある社会的な活動に積極的に参加しましょう。新しい友人やつながりを作ることで、孤立感を減らし、意義のある生活を送ることができます。
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既存のつながりを維持する: 定年後も、友人や家族とのつながりを維持することが重要です。定期的に連絡を取り合い、交流を持つことで、孤立感を減らし、心理的な健康を促進することができます。
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趣味や興味を追求する: 定年後に新しい趣味や興味を見つけることは、社会的なつながりを促進し、意義のある活動を提供します。趣味のクラブやグループに参加することで、共通の趣味を持つ人々と交流する機会を得ることができます。
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教育や学習への参加: 定年後も、教育や学習に参加することで社会的なつながりを維持することができます。講座やワークショップ、セミナーなどに参加することで、新しい知識やスキルを身につけると同時に、他の参加者と交流する機会を得ることができます。
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テクノロジーを活用する: インターネットやソーシャルメディアなどのテクノロジーを活用して、定年後も他人とつながりを維持することができます。オンラインのコミュニティやフォーラムに参加し、交流を持つことで、孤立感を減らすことができます。
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気分の低下: 普段の活動や興味を持っていたことに対する関心が失われ、悲しみや無気力感が支配的になります。
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無関心: 日常生活や社会的な活動に興味がなくなり、人との関わりを避けるようになることがあります。
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不眠症または過眠症: 睡眠の質が低下し、眠りにつくのが難しくなったり、逆に過度に眠りたいと感じることがあります。
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食欲の変化: 食欲の増減や体重の変動が見られることがあります。過食または食欲不振が生じることがあります。
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集中力や注意力の低下: 作業や活動に集中することが難しくなり、決定を下すことやタスクを完了することが困難になることがあります。
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自己否定的な考えや罪悪感: 自己価値感が低下し、自己否定的な考え方や罪悪感が強まることがあります。
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身体的な症状: 頭痛、背中や筋肉の痛み、消化器系の問題など、身体的な不快感が現れることがあります。
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症状の性質:
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症状の持続性:
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診断方法:
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治療方法:
これらの違いに加えて、うつ病と認知症は異なるリスク要因や発症メカニズムを持ちます。うつ病はストレスや遺伝的要因、神経化学的要因などが関与する一方、認知症は脳の神経細胞の変性や死が主な原因となります。
ということで うつ病は改善に向かわせる方向性 認知症は遅らせる方向性 がメインとなっているのですね。
要因はやはり異なるのですが、症状が似ているところもあるので、見極めは専門家にたよるのが必須です。
やはりうつ病を患っていると認知症にもなりやすい傾向がありますので、周りの人はよく良く注意してみておく必要があります。 継続して精神科に通っているならば、引き続き通い続けるのも大切ですね。
認知症に伴う行動の変化なのか、鬱による行動の変化なのか。専門家の判断も必要ですから。
とはいえ どちらにせよ、早期発見 早期治療です。
いちどうつにかかったことがあるのであれば、一度精神科との縁が切ることができたとしても、おかしいとおもったら精神科への抵抗は大きなものではないので、初めから行くこともできるでしょう。
うつとのご縁がなかったら、まずはかかりつけ医から 物忘れ外来か認知症内科 なのか 精神科なのか判断してもらって紹介状で動くのがベストですね。
定年後の高齢者にとって うつと認知症は切っても切れない関係にあることが分かりました。
日々の少しの変化を自分も周りも気を付けたいものですね。
たんにぼーっとしているのが うつなのか認知なのか わかるのは専門家です。
問診と検査がすべてを明らかにしてくれるので、かかりつけ医はマストですね。