今日は 精神療法の中から インターパーソナル療法について焦点をあてます。
人間関係や社会的な状況に焦点を当てた心理療法ということで、
うつ病の治療にどのように関与し、役立つのか学んでいきたいと思います。
まずは言葉の整理から入りましょう。
インターパーソナル療法(Interpersonal Therapy、略してIPT)は、精神療法の一種であり、主に人間関係やコミュニケーションの問題を中心に取り扱います。1950年代に統合的な治療法として開発され、特にうつ病やその他の精神疾患の治療に効果があることが示されています。
インターパーソナル療法は、以下の4つの主要な問題領域を対象に治療を行います:
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喪失: 恋人、家族、友人、職場などでの死別や離別など、喪失を経験した際の対処方法を探ります。
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役割の変化: 新しい役割や関係の変化(結婚、出産、職場での昇進や解雇など)に伴うストレスや調整の問題を取り扱います。
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対人関係の不和: コミュニケーションの困難や人間関係の問題、対立などに焦点を当てます。
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孤立: 社会的な孤立や孤独感、孤立感などの問題に対処します。
IPTは一般的に、12〜16週間のセッションを通じて行われます。治療の目標は、患者が人間関係を改善し、適応的なコミュニケーションパターンを獲得し、その結果として心理的な症状の軽減や解消を図ることです。
では各論に入っていきたいと思います。
IPTは、青少年から高齢者まで、あらゆる年齢層に有効であることが示されています。
まず大きなポイントですね。
そして どんな症状にいいのか もちろんうつ関連ですが
うつ症状、双極性障害などの気分障害、様々な物質(薬物など含む)使用障害の治療に有効であり、心的外傷後ストレス症候群(PTSD)、社会不安障害、摂食障害のサポートとしても使用されています。
注意点として研究では、投薬治療と組み合わせて使用すると効果があることも示されていますが、治療の焦点が自分のニーズに合っていない場合や、IPTがすべての人に効果的であるわけではないことも覚えておく必要があります。
それでは3つの大きな治療法についてみていきましょう。
人間関係の幸福に注目を置き、不安障害などに効果的
DITは、週1回のセッションで16週間にわたって提供される、高度に構造化された心理学的アプローチです。
DITは、メンタライゼーションベースのセラピー(MBT)で、うつ症状を軽減することを目的としており、CBT(認知行動療法)と同様に効果的であることが示されています。
夫婦関係やパートナー関係を改善するのに効果的
メタコグニティブインターパーソナルセラピー(MIT)< MITは、感情の抑制と回避を特徴とするパーソナリティ障害を持つ人々のためにつくられたセラピーです。
これは、クライアントの行動の社会的動機や思考、感情を理解し、他者の思考、感情、行動をよりよく理解できるようにする共感力などを養うことが目的です。< ">インターパーソナル&ソーシャルリズムセラピー(IPSRT) >インターパーソナル&ソーシャルリズムセラピー(IPSRT)は、双極性障害を持つ人々のために発案され、概日リズム(体内時計)を安定させることを目的としています。
IPSRTは、クライアントが日常生活を理解し、健康的で一貫した習慣を確立するのに役立ちます。 > などがあります。 > 参考になったでしょうか。 さて保険適用かどうか 以下の通りになるんです。
インターパーソナル療法(IPT)の費用は、地域や提供者によって異なります。一般的には、セッションの価格設定は以下の要因に影響される可能性があります。
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セッションの長さと頻度: セッションの長さや頻度によって価格が変動することがあります。一般的なセッション時間は50分〜60分で、週に1回から複数回までの頻度で行われることがあります。
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治療者の経験と資格: 経験豊富な臨床心理士や精神科医が提供するセッションの価格は、それぞれの経験や資格によって異なります。一般的に、経験が豊富で専門的なトレーニングを受けた治療者の料金が高くなる傾向があります。
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地域: 地域によって医療費やカウンセリング料金が異なる場合があります。都市部や高所得地域では一般に料金が高めに設定されることがあります。
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保険の適用: 一部の保険プランは精神保健サービスをカバーしている場合があります。保険が適用される場合、セッションの費用は保険の種類やカバレッジによって異なります。治療者が保険を受け入れるかどうか、保険会社との契約状況によっても異なります。
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施設の種類: カウンセリングセンターや精神保健クリニック、個人の診療所など、治療を提供する施設の種類によって料金が異なる場合があります。
治療費に関する詳細は、治療者や施設に直接問い合わせることが最も確実です。また、保険プランのカバレッジやアウト・オブ・ポケットの費用、費用の支払い方法なども確認しておくと良いでしょう。
そして 利用にあたっては 自分がどうするかを判断するのに大いに参考にしてほしいのが長所と短所です。
インターパーソナル療法(IPT)は、うつ病やその他の精神的苦悩に効果的な治療法として知られていますが、長所と短所があります。以下にそれぞれの特徴を説明します。
長所:
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科学的根拠に基づく: IPTは科学的に根拠があり、効果が証明されている治療法の一つです。多くの研究で、IPTがうつ病や対人関係の問題に効果的であることが示されています。
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対人関係に焦点を当てる: IPTは主に対人関係の問題を中心に取り扱います。これにより、クライアントが自分の人間関係を改善し、コミュニケーションスキルを向上させることができます。
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短期間の治療: IPTは比較的短期間で行われる治療法の一つです。通常、12〜16週間のセッションで行われ、比較的迅速に症状の改善が見られることがあります。
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実用的なアプローチ: IPTは実用的で実践的なアプローチを提供します。クライアントはセッションで学んだスキルを日常生活で適用しやすく、結果として症状の軽減や解消につながることがあります。
短所:
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対人関係以外の問題に対処できない: IPTは対人関係の問題に焦点を当てていますが、他の心理的苦悩や精神疾患に対する効果は限られています。他の治療法が必要な場合もあります。
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適用範囲の制限: IPTは特定の対人関係の問題に対して開発された治療法であり、他の問題に対処するための効果は限られています。そのため、全てのクライアントに適しているわけではありません。
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個別のニーズに対処しづらい: IPTは一般的なガイドラインに基づいて行われるため、個々のクライアントのニーズや状況に対応しづらい場合があります。そのため、柔軟性が求められることがあります。
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治療者の適性が必要: IPTはクライアントとの対人関係を中心に取り扱うため、治療者が対人関係のスキルや経験を持っていることが重要です。そのため、すべての治療者がこの方法を適用することができるわけではありません。
総じて、IPTは対人関係の問題に焦点を当てた効果的な治療法であり、短期間で症状の改善が見られることがありますが、全てのクライアントに適しているわけではありません。治療者とクライアントが適切に選択し、共同で治療プランを立てることが重要です。< ですので自分の状況をしっかりと専門家に分析してもらって必要ならきちんと対応すれば改善するものなのです。 このことこそ今日のテーマかもしれませんね。 インターパーソナル療法については以上でございます。 【初心者でもわかる】 カウンセリングで効果を上げる「対人関係療法(IPT)」とは | リカレントhttps://www.recurrent.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/04/ipt-6.jpg いいね フォロー お気に入り DM コメント お待ちしています。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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