今日のネタは 精神療法 うつ病から
認知行動療法です。
よく耳にするようで、よくわからない存在というのが感覚ですね。
言葉のいみやら どんな診察がされているのか知りたくないですか。
そんな回にしたいと思います。
よろしく頼みます。
認知 とは 同じ状況でも、どのように受け止めるかは人によって異なります。その受け止め方を認知といいます。
ここで うつの患者さんの傾向があります。
「また、失敗するのではないか」「だれも助けてくれない」 といった 物事を否定的にとらえる傾向があります。
この偏った考え方に焦点をあてた治療が認知行動療法です。
否定的な認知 またそれに関連する行動パターンからの脱却がテーマ といったらいいでしょうか。
図式にするとこのようなイメージになります。 認知行動療法は4つの側面に注目するわけですね。
そして下図のとおり 環境 状況 そして その人の持つスキーマにも影響されているわけです。
そこでどんな治療をするのか ということでございます。
診察の流れを少し専門的に概観すると以下の通りになります。
認知行動療法(CBT)では、患者と治療者が共同で目標を設定し、具体的な戦略を開発するために、いくつかの診察やステップが行われます。一般的に、CBTのセッションは以下のような流れで進行します。
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評価と目標設定:
- 最初のセッションでは、患者と治療者が出会い、患者の現在の問題や症状について話し合います。患者の歴史や症状の発生について詳しく聞き、治療の目標を共同で設定します。
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認知の理解:
- 次に、患者が持つ負の思考や信念、自己評価などの認知パターンに焦点を当てます。患者は、自分の考え方や感情、行動が症状にどのように関連しているかを理解するために、自己観察や認知日記などの技術を使用します。
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認知の再構築:
- 患者が認識した負の思考や信念を再構築し、より健康的でバランスの取れたものに変えることが重要です。治療者は、患者が持つ誤った信念や思考パターンに対して挑戦し、客観的な証拠や合理的な視点を提供します。
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行動の変化:
- 患者と治療者は、問題の解決に向けて具体的な行動計画を立てます。患者は、自らの行動を変えることを通じて、感情や症状の改善を図ります。行動実験や宿題の割り当てなどが使用される場合があります。
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フィードバックと調整:
- 治療の途中で、患者と治療者は定期的にセッションを通じて進捗を評価し、治療計画を調整します。患者が達成した目標や困難に直面した場合、治療者はフィードバックや支援を提供し、必要に応じて戦略を調整します。
以上のように、CBTのセッションでは患者と治療者が共同で目標を設定し、具体的な技術や戦略を使用して問題に取り組みます。治療者は患者を支援し、自己管理スキルや健康な認知パターンの習得を促します。
以上のような流れで 患者と専門家 医師とが話し合いつつ 進めていくわけでありますが、
どんな治療法があるのか いくつか例をあげ その後 参考となるサイトを上げておきます。
認知行動療法(CBT)は、さまざまな技術や戦略を使用して患者の思考や行動を変え、心理的な問題や苦痛を軽減することを目指す治療法です。以下に、CBTの主な治療方法や技術のいくつかを紹介します。
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問題解決法(Problem-Solving Skills):
- 問題解決法は、患者が日常生活で直面する問題を解決するためのスキルを開発することを目指します。患者は問題を明確に定義し、解決策を考え出し、それを実行し、結果を評価する方法を学びます。
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認知再構築(Cognitive Restructuring):
- 認知再構築は、患者が持つ負の思考や信念を再構築し、より健康的でバランスの取れたものに変える技術です。治療者は患者に対して、自己評価や自己否定的な思考パターンに挑戦し、客観的な証拠や合理的な視点を提供します。
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行動活性化(Behavioral Activation):
- 行動活性化は、患者の活動レベルを向上させ、楽しい活動や興味深い活動に参加することを促す技術です。患者は、日常生活での喜びや達成感を再発見し、うつ症状の緩和を図ります。
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感情認識と調整(Emotion Regulation):
- 感情認識と調整は、患者が自らの感情を認識し、それらを効果的に調整するスキルを身につけることを目指します。患者は感情をラベリングし、感情に対する適切な対処方法を学びます。
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リラクゼーション法(Relaxation Techniques):
これらはCBTの一部であり、患者の個々の状況やニーズに応じて、さまざまな技術や戦略が組み合わせて使用されることがあります。治療者は患者と共同で目標を設定し、適切な技術を選択して治療を進めていきます。
そして 目標として 殻から抜け出して、現実に目を向けられるようになること。
今後の人生にプラスにはたらく、 再発を起こりにくくすること です。
軽度な場合は 急性期から
中等度以上では 急性期以降になってから 認知行動量をを 服薬と並行して行います。
認知行動療法の治療では 治療への意思 意欲が必要です。 時には宿題がでるものです。
面談を通じて少しずつ自分を受け入れたり 自分を解放したりするために 宿題があります。
それに計画的に また考えられた計画についていく必要があります。
宿題への取り組みと受けるフィードバックからの治療への意欲の大切さが大切な療法だと言えます。
ここではよくお話を聴いて前進させてもらえ、適切な時間45-50分程度のカウンセラーとのカウンセリング
ができるとベストであると思います。そのカウンセリングが医師との連携で行われるものであればですね。
医師 カウンセラーはそれぞれ守秘義務を負っていますから、 患者の個人情報はもちろんのこと
診察やカウンセリングででたセンシティブな情報は 医師とカウンセラー間でも共有されません。
安心して取り組んでほしいと思います。
最後に 治療期間です。
うつ病ですから 個々人による差は大きいものがあるので幅のある期間となります。
また カウンセリングについても 個人とグループでするものがあったりと様々ですし、 服薬によっても変わります。
ですので 12-20週間というのが標準的といわれていますが、 もっと長いこともほとんどです。
あくまでもよくある長さと考えてください。
しっかりと長期戦で望みましょう。
まずは認知行動療法について考えました。ありがとうございました。
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